ようこそ、アイ月家へ
今日は、実際に投げた質問と答えの受け取り方を
紹介します
——キャラクターはどうやって輪郭を持つのか
今書いている小説に、「ルゼ」というキャラクターがいます。
彼は物語の序盤に登場する人物ですが、最初は正直、輪郭がはっきりしていませんでした。
そこで、私はAIにこんな質問をしました。
① 威圧の仕方を聞いてみる
「このキャラは、どうやって相手を威圧すると思いますか?」
怒鳴るタイプではない。
むしろ、安心させた後に崩すタイプかもしれない。
そんな方向性が返ってきたとき、私は強い納得を覚えました。
ああ、そうだ。
ルゼは声を荒げる人間じゃない。
優しくして、逃げ場を作ったふりをして、
その足場を静かに崩す。
この一歩で、彼の空気が決まりました。
② 怒りの正体を探る
次に投げた問いはこれです。
「ルゼは秩序が嫌い。では、何に怒るのだろう?」
ただの混沌好きではない。
壊したいわけでもない。
考えていくうちに浮かび上がったのは、
“型に嵌められること”への怒りでした。
役割を押しつけられること。
構造の中に閉じ込められること。
ここが見えた瞬間、ルゼの芯が通りました。
③ 彼はなぜ動くのか?
最後に踏み込んだ問い。
「このキャラはなぜ動くのか?」
正義でもない。
情でもない。
答えは——
美のため。
“宝石の輝きを失わせるわけにはいかない”
そう思ったとき、ルゼはただの危険人物ではなくなりました。
自分の美学で世界を見る観測者になったのです。
AIとの対話で起きていること
ここで大事なのは、
AIの答えをそのまま採用しているわけではない、ということ。
質問を投げる。
返ってきた言葉に違和感がないか確かめる。
さらに問いを重ねる。
その過程で、私は自分の中にあった輪郭に気づいていきます。
AIとの対話は、答えをもらう時間ではありません。
キャラクターの核に気づくための時間です。
ルゼというキャラは、AIが作ったのではなく、
対話の中で私が“見つけた”存在でした。
物語を書くとき、
大切なのは完璧な設定ではなく、
問いを重ねることなのかもしれません。
次は、どんな問いを投げようか。
創作は、いつもそこから始まります。
まとめ|キャラクターは「問いの熱量」で生まれる
今回、私がやったことは難しい技術ではありません。
ただ、問いを止めなかっただけです。
- どう威圧するのか?
- 何に怒るのか?
- なぜ動くのか?
一つ答えが出ても、そこで終わらせない。
さらにもう一歩、踏み込む。
その積み重ねの中で、
ルゼは「設定」から「存在」になりました。
AIがキャラクターを作ったのではありません。
問いを重ねることで、私の中に眠っていた輪郭が浮かび上がったのです。
もし今、あなたの物語が止まっているなら。
「どう動かすか?」ではなく、
「なぜ、そうするのか?」と問い直してみてください。
答えはきっと、もうあなたの中にある。
AIは魔法ではありません。
でも、思考を深く潜らせる力はある。
問いに熱量を乗せた瞬間、
物語は動き出します。
次は、どんな問いを投げますか?
